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2009年(去年)の秋に、野菜が品不足だということで、農水省が主導して、規格外野菜(大きさが不揃いなどいわゆる難物、もちろん食べるには問題は無い)を放出などしていましたが、2010年春、寒くてあまり野菜栽培ができなくてということで、また、同じことをやっているようです。 一見、それなりの機動的で有効性のある対策のように見えますがその背景はどうでしょうか? これは、それなりに結構なことだと思いますが、 裏返すと今まで堅持してきた”規格の野菜の生産”というのが農水省(農林水産省)的に、行政指導的に、確保できない、困難である すくなくとも”かなり困難であろう”というシビアな現実を示している、 それが、深刻な背景としてありそうに思えます。 ※まだ、余裕のあった十数年前まででは役所がこのような規格外放出(まあ、禁じ手です)を主導してやるわけは無かった(あり得なかった)と思います。 つまり、この野菜高騰が一過性のものだったらまだいいでしょうか、そうとは言い切れないということです (かもしれない、もちろん、断言はできないのですがそうなる確率は高いかもということです)? それにしても、すくなくとも、以下の問題が否定できないとはいえると思います(弊社の技術陣は多少これらの問題には詳しいです)。 ①農家の高齢化(労働力不足)などで基本的に野菜の品不足になりやすくなっています。それは、天気が良いかどうかはあまり関係がありません。 (腰にも負担がかかる重いキャベツの大規模生産・出荷等はとうの昔に、(若い、活きのいい?)中国人他研修生がいなければ成り立たなくなっています)。 →だからキャベツなどより、軽いブロッコリーなどが流行っている(20年ぐらい前からそうです)。 ②ちょっと前だったら、多少低温などでも農家が技術も意欲もあって、あの手この手でいろいろ工夫して、何日かぐらいは遅れて出荷したかもしれませんが、量や品質など同じように出荷できていたが今は必ずしもそうであるか、できているかどうかわからない。 また、近年流行の”有機栽培”では、それは基本的にはいいことなのでしょうが、実際、多分収量は落ちる(ただし、出荷単価が上がるので農家は多分困りませんし、大歓迎?、消費者は複雑?)。 ※しかし、例えば暖房に関して、水を多量にやると、大体冷えるわけですが、それを軽減し暖房費なども軽減できる植物にも快適な軽く湿らせるだけのSIMERUSの考え方を農家などから聞いたことはありません。そういう意味では、水やりに関する技術レベルはプロといっても昔も今もどうかなと思います。 ③ ①②と関連しますが、そういう、生産を安定させるテクニック類の継承が若手にうまくいっているとはいえない。簡単ではない。 これも、設備コストも含め、継承が簡単なものだったらプロの農家など初めから不要でしょうがさすがにそうはいきませんね。 まあ、”農業をなめるんじゃない”という言葉もあるぐらいですから、そうなのでしょう。 ④ そもそも若手(担い手)そのものの数が少ない(いない) つまり、<都会の私たち>のために、低収入で”そうせよ、作れ”と簡単にいえますか?ということです また、(マスコミによく出てくるような特別自然農法類などで)ほとんど趣味的に野菜類を作っている人が現実には十分な量を生産してくれる(できる)とは言えません (実際は頼れません)。 農業外からの新規参入でも③などでトレーニング他を含めそれなりの投資が必要です。そんなにハードルが低いとは思えません。 なお、地名つき伝統ブランド野菜(**野菜)をレストラン(料亭)等が熱心に確保しているなどのTV番組が結構多いですが、それが、ご家庭で確保できるかどうかは怪しいものだと思います(もっとも、伝統野菜などといっても、農薬等の使い方などわからないので、イメージ的にいわゆる安全で有機野菜かどうかなどは元々わからないですが、、この点は、性善説や性悪説(生産者が気づいていないのも含む)ももあり難しいですね)。 ※顔が見えるとは言いますが、直販所なども同じ問題が隠れているともいえます。 ⑤ (悪く言うつもりはないし、経済の原則から言ってもそうですが)野菜などの単価があがると今、作物を作っている農家にとっては売り上げ的に結構ありがたい。 だから無理して生産する必要は無い? ⑥ ②や⑤などにも関連しますが、例えば低温でも加温すればという言い方ですが、加温・燃料用の灯油などにしてもタダではないむしろ高い、ビニルハウス資材なども当然安いわけでも無い。 つまり、出荷額と金銭的収支があわなければわざわざそんなこと(無理して生産・出荷)はしません(経済的にあわない、農家でもカスミを食べて生きているわけではないから当然そうするでしょう)。 ※現実の商業的野菜生産というのは、言いにくいですが、メルヘンチックなやり方では持続的にできません(もちろん有機栽培などを含めてです)。 特に野菜栽培は、ギャンブル的に言われる要素が今でも強いと思います。 例えば、他では旱魃(ある意味、日当たりが良いということ)で壊滅しても、自分のところでは水が十二分に確保できたのでとてもよく育ち、価格も非常に良くて、それで”キャベツ御殿”がたったなどはいまでも通じる話だと思います(あえてどの地方などとは言いませんが)。 ⑦全般に、日本は野菜類の国産が好きですが、それにしても、隣国の経済発展も関連して、近未来、日本に輸出してくれる保証は無い(隣国の国内(例えば上海)で出荷したほうが儲かる等など)。 ”開発輸入”というのも前から商社さんなどが行われていますが、実際、(日本向けに作ってくれる)相手様がいての話なので、絶対的な持続性については、近未来、残念ですが多少なりとも怪しいと思います。 ※最近の報道を参考にすると、脅かすわけではないですが、中国(中華人民共和国)の北のほう(黄河流域)では、当の昔にかなりの水不足ですが、南西部でも、えらい水不足だそうです。 仮に、食品の安全性の問題は別にしても、そのようなことを気にしていてもといったようなリアルの問題も含んでですが、、いつまで、中国産の野菜類があるか(輸入できるか)どうかもわからないです。 それに対して、現実的な対応を日本国内で行おうすれば、従来型”植物工場”というような単語ではなく、実際にはSIMERUSが提示する方向の展開が必須と考えられると思いますがどうでしょうか。①-⑧で言うように現実は全然メルヘンではありえなくシビアです。 もちろん、それで真っ暗になる必要はありません。SIMERUSがあります(ただし、まだまだ知られていませんね、弊社も大変!)。 ⑧念のため、この状況において、”植物工場”があるから、安定して大丈夫、というTVでも言っている言い方ですが、あれにはかなり問題があります。 最近気になる報道状況ですが、あきらかに言いすぎ(非現実的)です。 つまり、解決できない問題が沢山ありすぎる?ので以下に⑧-1~⑧-5で示します。 ちなみに、2009年11月の某科学雑誌では”大体50年先あたり”のお話として、大規模野菜工場(ビルディング)を取り上げていました。 一番下の余談に書いていますが、”日本はそのうちハイパーインフレで物価が上がる”等ということを心の中で思いながら”儲かる”と考えているのだったらまあ論外でしょう。 (※実質税金で増やしたほうが良いといっているわけではありません)。 ベースとして基本的な生産コストが高すぎます。特に主流の養液型のものは野菜類種類を含め多面的展開が非常に困難です(養液栽培の限界は低いです)。 ※前述の規格外野菜の放出などをされたら、植物工場の生産物は高く売れない(→つまり、儲からない、消費者にはいいでしょうが)。 つまり、トマトなど含め、茎や葉っぱ(そして根っこ)が無駄になるものを余裕を持って?作って経済的にあうのは多分ずいぶん先の話でしょう (少なくとも、未来の夢?と現実は違います)。 ※閉鎖型植物工場のコスト、100坪(約330m2)で建屋も入れればおそらく1億円(2009年10月に発表された某社さんの最新型)でそれぐらい(豪邸ですね?)、 もちろんその1億円は初期コストで、人件費、電気代などは入っていない数字です。 それで、安く野菜を提供できるといいたいのでしょうか(それも菜っ葉だけしか実際作れなくて?)。 つまり、考えてみれば、ご自宅が、立派な植物工場だったりします。例えば、寒いとき、窓の内側などで生育させればまさにそうです。 (一般に溶液栽培は土での栽培より簡単で、同時に作れるものに限りがあります。 つまり、あれで作れるものは新品種といってもすぐに追随されやすいです、つまり、一生懸命、新製品を市場に投入しても、差別化しにくい、経営的には苦しい)。 それでは、イメージ的に言っている”植物工場生産で未来は安泰”というのはずいぶん無責任な宣伝でしかないのがわかります。 余談としては、日本経済の最悪ハイパーインフレの可能性だとか、外的要因としては、議論が錯綜していますが地球温暖化の問題などもあるかもしれませんが、 そういうことを除外して考えてもすぐにこれだけの問題があげられます。それが実際だと考えます。 いずれにせよ、私たちの食生活は上の①~⑧で影響を受ける可能性が十分あります。 正直?このページに書いてあることについて、あおるわけでは全くありませんが、異論があるというなら受けてたっても全く構わないぐらい深刻な状況です (残念ですが?上記の記述に関しての反論類を論破するのはとても簡単だと推測されます、それぐらい実際の現状は本当に!深刻だと思います)。 何でも、SIMERUSで解決する・できるとはいいませんが、”SIMERUS”を,考えるきっかけやご自身で対処する初めの第一歩のように考えていただければ幸いです。 |